▽トランプ政権による90日間の猶予期間が失効すると、韓国の輸入品には25%の相互関税が課される。
と韓国のハン・ドクス大統領代行(AP通信).jpg)
韓国のハン・ドクス(Han Duck-soo)大統領代行は21日、今週ワシントンDCで開かれるトランプ政権との貿易協議について、「交渉は容易ではないかもしれない」と述べた。
韓国大統領府によると、財務相と経産相は24日の現地時間午前8時からベッセント(Scott Bessent)財務長官とグリア(Jamieson Greer)米通商代表部代表と会談する予定。
ハン・ドクス氏は閣議の中で、「国益優先の原則の下、米国と冷静かつ真剣に協議し、互恵的な解決策を見出すために全力を尽くす」と述べた。
またハン・ドクス氏は「米国との交渉は容易ではないかもしれず、多くの期待と懸念が共存していることを理解している」と述べ、国民と国内企業に対し、冷静に交渉を見守るよう促した。
トランプ(Donald Trump)大統領は全ての輸入自動車に対する25%の追加関税を発動。自動車部品関税は5月3日までに発効する予定だ。
トランプ政権による90日間の猶予期間が失効すると、韓国の輸入品には25%の相互関税が課される。
韓国は基幹産業のひとつである自動車部門を守るための緊急支援策を準備している。
25年6月まで自動車購入にかかる税金を現在の5%から3.5%に引き下げる。またEV購入時の補助金は30%から80%に引き上げ、この期間を年末まで延長するとしている。
さらに、自動車産業への25年の資金調達支援を以前の13兆ウォンから15兆ウォン(約1兆5050億円)に引き上げる。