▽ユン氏の弁護団を起訴を「最悪の選択」と非難したが、支持率を落としている左派政党「共に民主党」はこれを歓迎した。
韓国の検察当局が26日、内乱を主導した疑いで尹錫悦(Yoon Suk-yeol)大統領を起訴した。
ユン氏の弁護団を起訴を「最悪の選択」と非難したが、支持率を落としている左派政党「共に民主党」はこれを歓迎した。
ソウル西部地方裁判所は先週、内乱を主導した疑いでユン氏の逮捕状を発行。合同捜査本部はこれを受け、ユン氏を逮捕した。
当局はユン氏の勾留期限を延長するよう求めていたが、裁判所はこれを認めず、27日の期限を前に検察が起訴に踏み切った形だ。
韓国で現職大統領が起訴されたのは初めて。ユン氏は最長で60日間勾留される見通し。
首都ソウルではユン氏の逮捕に抗議する小規模なデモが続いている。
ユン氏の弁護団は声明で、「大統領の戒厳令発布はその権限を行使したものであり、内乱罪には当たらない」と主張した。
聯合ニュースによると、検察は今のところコメントを出していない。
世論調査機関ギャラップの調査によると、左派政党「共に民主党」の最新の支持率は40%に上昇、ユン氏の政党「国民の力」の38%を上回り、1週間で逆転した。
前回の調査では「拘束はやり過ぎ」と回答した人の割合が5割近くに達していた。