韓国軍兵士、過去6年間で20%減少、45万人に=国防部
韓国の合計特殊出生率は世界で最も低く、人口減少が社会問題になっている。
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韓国軍の兵士の数が過去6年間で20%減少し、45万人となった。国防部が10日に公表した報告書で明らかになった。
韓国の合計特殊出生率は世界で最も低く、人口減少が社会問題になっている。
この結果、徴兵対象年齢(18~28歳)の男性人口が急減。過去6年間で兵士の数が20%減少した。
国防部の報告書によると、徴兵対象となる男性の減少が兵士・将校の不足を引き起こし、この状況が続けば安全保障に影響が出る可能性があるという。
韓国軍は2000年代初頭に約69万人の兵士を擁していたが、2010年代後半に減少が加速。2019年には約56万3000人まで減少した。
2022年の国防省の推計によると、北朝鮮の現役軍人は約120万人と推定されている。
2019年から2025年の間に、20歳の男性の人口は30%減少して23万人となった。
韓国の徴兵制度は男子国民に兵役の義務を課している。
18歳になると徴兵検査を受け、身体検査の結果や学歴などに応じて現役兵、補充役、戦時勤労役、または免除となる。
現役兵の場合、陸軍、海軍、海兵隊、空軍のいずれかの部隊に入隊し、約18~21ヶ月間服務する。