韓国、北朝鮮国境沿いの宣伝放送を停止、緊張緩和目指す
韓国は昨年6月、北が心理戦の一環としてゴミ風船を韓国に向けて飛ばしたことを受け、国境付近に拡声器を再配備した。
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韓国軍は11日、北朝鮮国境沿いで北を非難する宣伝放送を停止した。
イ・ジェミョン(Lee Jae-myung)新大統領は米国および日本との連携を強化しつつ、北との関係改善も進めるとしている。
韓国は昨年6月、北が心理戦の一環としてゴミ風船を韓国に向けて飛ばしたことを受け、国境付近に拡声器を再配備。金正恩(Kim Jong Un)党総書記を非難するメッセージやK-POPを大音量で流してきた。
聯合ニュースは専門家の話しとして、この措置について、「南北関係における信頼の回復と朝鮮半島における平和の促進に向けた努力の一環」と報じた。
大統領府の報道官は記者会見で、この措置を「軍事的緊張を緩和し、北朝鮮の報復放送の影響を受けてきた国境地域住民の負担を軽減するための措置」と説明した。
北はコメントを出していない。地元メディアによると、北が国境で流している報復放送は止まっていないという。
大統領府は北が昨年5月から9月末までの間に6000個近くのゴミ風船を韓国に向けて飛ばしたと報告している。