スポンサーリンク
▽シリアのアサド前政権はロシアとつながりの深い北朝鮮との関係を重視していた。
2025年4月10日/韓国、首都ソウル、チョ・テヨル外交部長官(左)とシリアのシャラア大統領(AP通信)

韓国外務省は11日、シリアと外交関係を樹立する協定に調印したと発表した。

シリアのアサド前政権はロシアとつながりの深い北朝鮮との関係を重視していた。

韓国外務省は声明で、「これは我が国が191の国連加盟国すべてと国交を樹立し、北朝鮮との緊密な関係のために長い間遠ざけていたシリアとの二国間協力の新たな章を開くことを意味する」と述べた。

韓国は昨年キューバと国交を樹立。キューバもまた北の古い同盟国である。

アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

それ以来、HTSの指導者であるシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領が暫定政府を率い、近隣や欧米諸国との関係改善に努めてきた。

北朝鮮の国営メディアはアサド氏が失脚して以来、金正恩(Kim Jong Un)党総書記が一度だけ中東危機に言及したと報じている。

韓国のチョ・テヨル(Cho Tae-yul)外交部長官は10日、シリアのシェイバニ(Asaad Hassan al-Shibani)外相と会談し、協定に署名。チョ氏はシリアの復興を支援するために、韓国の開発経験を共有する意思を表明した。

チョ氏はその後、シャラア氏とも会談した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク