▽空軍は2機のKF16ジェット機から発射された8発の500ポンドMk82爆弾が米韓合同実弾演習中に演習場の外に落下したと発表した。
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韓国空軍は6日、演習中の戦闘機が北部・抱川(ポチョン)の民間地域に誤って8発の爆弾を投下し、15人が負傷、複数の建物が損壊したと明らかにした。
消防庁によると、この誤爆で15人が負傷し、うち2人が重傷を負ったという。
抱川はソウルの北東約40キロに位置し、北朝鮮国境に近い。
空爆を目撃したという女性はAP通信の取材に対し、「戦争が始まったと思った」と語った。「突然、空から轟音がして、爆発音が鳴り響いた。現場に行くと、4軒ほどの家が半壊し、けが人がいました...」
別の住民は「大きな爆発音がした後、煙が舞い上がり、水道管から水が噴き出していた」と述べた。「工事現場に向かう車に乗っていた人がケガをしました。車から降りられない人もいました。車の外で目を覆っている人もいた...」
空軍は2機のKF16ジェット機から発射された8発の500ポンドMk82爆弾が米韓合同実弾演習中に演習場の外に落下したと発表した。
また空軍は負傷者に謝罪し、原因を究明すると強調した。
ロイター通信は当局者の話しとして、「戦闘機のパイロットが誤った座標を入力した結果、民地に爆弾が落ちた」と伝えている。
それによると、2機の戦闘機はそれぞれ4発の爆弾を投下し、そのすべてが爆発したという。
当局は原因を究明するまで実弾演習を中断するとしているが、10日から始まる予定の米韓合同軍事演習には影響しないとしている。
合同参謀本部は10日から20日まで実施される「フリーダムシールド(自由の盾、Freedom Shield)」について、北朝鮮のような脅威に対する同盟の準備態勢を強化することを目的としていると説明している。