◎ノロウイルスは感染力が非常に強い。重症化リスクは高くないが、体力のない高齢者や子供は注意が必要だ。
白菜キムチ(Getty Images)

韓国南西部・南原(ナムウォン)市でキムチによる食中毒被害が拡大している。現地メディアが6日に報じた。

南原市当局は5日、同じキムチを食べた996人が嘔吐、下痢、腹痛の症状を訴えていると発表した。

それによると、このキムチは市内の学校給食で提供され、24校の学生と職員などが食中毒とみられる症状で病院に搬送されたという。

当局はその後、このキムチからノロウイルスが検出されたと明らかにした。

ノロウイルスは感染力が非常に強い。重症化リスクは高くないが、体力のない高齢者や子供は注意が必要だ。

南原市当局によると、最初の患者は今週初めに確認され。キムチを製造した会社の検査を3日に開始したという。

それ以来、感染者は急増し、3日の153人から4日には745人に増えた。

南原市長室はSNSに声明を投稿。「保健当局がさらなる感染拡大を防ぐために、必要な措置を取っている」と書き込んだ。

それによると、患者のサンプルや学校に納品されたキムチからノロウイルスが検出されたという。

当局はキムチを製造した会社に業務停止命令を出した。会社名は公表されていない。

地元メディアは当局者の話しとして、「食品衛生法違反の疑いがあり、会社の関係者から話を聞いている」と伝えている。

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