◎政府・与党幹部は今月初め、犬肉を非合法化する法案を年内に提出することで合意した。
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韓国・ソウルで11月30日、犬肉の消費を非合法化する法案に抗議する集会が開かれ、数百人が参加した。
報道によると、大統領府の門に接近した数十人と警察がもみ合いになり、少なくとも3人が逮捕されたという。
約200人の養犬農家、レストラン経営者、その他犬肉産業にかかわる人々が犬肉禁止法案に抗議し、スローガンを唱え、歌い、こぶしを振り上げた。
政府・与党幹部は今月初め、犬肉を非合法化する法案を年内に提出することで合意した。
韓国では犬肉を食べる習慣が何世紀にもわたって伝えられてきた。しかし、動物愛護を訴える活動家やNGOなどによる反対運動が強まり、若い世代も犬肉を好まなくなったため、犬肉を非合法化するよう求める声が高まっている。
抗議デモに参加した男性は「この法案が成立したら焼身自殺する」と叫んだ。「私たちは闘います。闘うぞ!」
韓国放送公社(KBS)によると、警察が集会所に食用の犬を持ち込むことを禁じ、参加者の一部がこれに激怒。押し合いへし合いになったという。
前政権は2021年末に犬肉食の廃止に関する社会的合意を得るための委員会を創設したが、関係者との協議は進展していないようだ。