◎2000年12月31日に生まれた人は、韓国式であれば2022年12月8日時点で23歳、数え年では22歳、国際方式であれば21歳となる。
韓国の国会は8日、伝統的な年齢の数え方を廃止する法案を賛成多数で可決した。
これにより、多くの市民が公的な書類上において、1歳または2歳若返ることになる。
韓国式の伝統的な年齢の数え方は来年6月以降、公式文書に用いられなくなり、国際的に認められている標準的な数え方のみとなる。
尹淑烈(Yoon Suk Yeol)大統領は標準的な数え方に統一するという公約を実現した。
韓国で最も広く使われている計算方法はいわゆる「韓国式」である。生まれたときは0歳ではなく1歳であり、毎年1月1日に1歳ずつ年を取る。
これとは別に、生まれたときを0歳として、1月1日に1歳を加算する「数え年」という計算方法も存在する。これは主に飲酒・喫煙可能年齢を確認する際に用いられる。
さらに、誕生日を基準に年齢を計算し、生まれてから365日後に最初の誕生日を迎えるという、世界的に認められた数え方も採用している。
つまり、2000年12月31日に生まれた人は、韓国式であれば2022年12月8日時点で23歳、数え年では22歳、国際方式であれば21歳となる。
野党・国民党(KMT)は声明で、「今回の改正はややこしい年齢の数え方を統一し、混乱や裁判を減らすことを目的としている」と述べている。