◎野生のチーターの世界の生息数は7000頭を下回り、生息域はこの数十年で10分の1以下に減少した。
インド当局は27日、絶滅危惧種に指定されているチーターを保護するプログラムの一環として、南アフリカからチーター12頭を受け取ると発表した。
インドは昨年9月にもナミビアからチーター8頭を受け取っている。
チーターの生息数はほとんど国で減少しているが、南アは例外で、生息数は多少増える一方、生息地が不足している。
インドの環境・森林・気候変動省は声明で、「南アと結んだ協定の一環として来月チーター12頭を受け取り、さらに今後8~10年間、毎年12頭ずつ受け取る予定である」と述べている。
また同省は、「南アの国立公園やチーター生息地拡大プロジェクなどとの協力をより一層深める」とした。
昨年9月にナミビアから空輸されたチーター8頭は中央部にある国立公園で生活している。
チーターはかつてインドの広い範囲に生息していたが、狩猟と生息地の喪失により、1952年までに姿を消した。
インドはアフリカ大陸のチーターを輸入することで絶滅の危機から救い、さらに国内の未開発地を保護する取り組みを強化したいと考えている。
野生のチーターの世界の生息数は7000頭を下回り、生息域はこの数十年で10分の1以下に減少した。
専門家によると、チーターの生息数が減少し続けている主な要因は人口の増加と気候変動による生息地の縮小だという。