シンガポール25年9月輸出額6.9%増、市場予想上回る
市場別では香港・台湾・中国向け輸出が伸びを牽引した一方、EU・米国・インドネシア向けは減少した。
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シンガポールの先月の輸出額が前年同月比で6.9%増となり、市場の予想を上回った。
統計局が16日に公表したデータによると、25年9月の輸出額は6.9%増加、電子機器が牽引した。
ロイター通信のアナリストは2.1%減と予想していた。25年8月の11.5%減(改定値)から反転した形だ。
市場別では香港・台湾・中国向け輸出が伸びを牽引した一方、EU・米国・インドネシア向けは減少した。
シンガポールは米国と自由貿易協定を結んでおり、対米貿易赤字を抱えているにもかかわらず、10%の関税を課されている。
8月の対米輸出は前年比29.1%減、9月も9.9%減となった。
輸出と生産を前倒ししてトランプ関税をある程度回避したため、今年上半期のシンガポール経済は予想を上回るパフォーマンスを示したが、当局は下半期には成長が鈍化する可能性があると警告している。