◎シンガポール空軍のジェット機がスクランブル発進し、旅客機を空港まで護送した。
シンガポール発オーストラリア行きの旅客機が離陸後に爆破予告を受け、Uターンを余儀なくされた。シンガポールのメディアが12日に報じた。
それによると、爆破予告を受けたとみられるのは格安航空会社スクートが運航するシンガポール発パース行きの便。現地時間16時11分にチャンギ空港を離陸したという。
旅客機はチャンギ空港に無事着陸し、乗客363人と乗員11人にケガはなかった。
スクート社は声明で「飛行開始から約1時間後に問題が発生したため、シンガポールに引き返すという予防措置がとられた」と報告した。
同社によると、シンガポール空軍のジェット機がスクランブル発進し、同旅客機を空港まで護送したという。
旅客機は18時27分に着陸。その後、セキュリティチェックが行われた。
英字紙ストレーツ・タイムズはこの旅客機に搭乗していた乗客の話しを引用し、「乗客は航空機に小さな問題が発生していると機内で知らされた」と伝えている。
それによると、空港警察は着陸後に身元不明の乗客2人を連行したという。