シンガポールの重要インフラにサイバー攻撃、政府が発表

シンガポールの重要なインフラにはエネルギー、水、銀行、金融、医療、交通、政府、通信、メディアおよびセキュリティや緊急サービスなどが含まれる。
サイバー攻撃のイメージ図(Getty Images)

シンガポール政府は18日、中国系組織によるサイバー攻撃に対処していると明らかにした。

それによると、「UNC3886」と呼ばれるグループが政府機関にサイバー攻撃を仕掛けてきたという。

国家安全保障当局は声明で、「UNC3886は我が国にとって重大な脅威であり、国家安全保障を損なう可能性を秘めている」と述べた。

また同局は「重要なサービスを提供するインフラが標的になっている」と述べたが、セキュリティ上のリスクを理由に攻撃の詳細やその影響には言及しなかった。

グーグル傘下のサイバーセキュリティ企業マンディアントはUNC3886を「中国関連のスパイグループ」と評し、同グループが組織的に米国とアジアの防衛、技術、通信関連機関を攻撃していると説明している。

中国共産党はサイバー攻撃への関与を否定し、あらゆる形態のサイバー攻撃に反対し、実際はそのような攻撃の被害者であると主張している。

シンガポールの在中国大使館はコメントを出していない。

シンガポールの重要なインフラにはエネルギー、水、銀行、金融、医療、交通、政府、通信、メディアおよびセキュリティや緊急サービスなどが含まれる。

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