韓国・ソウルでLGBTプライドパレード、反対派が集会開く中
韓国の保守派な宗教団体はリベラル派が推進する差別禁止法の制定に向けた努力に抵抗を続けている。
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韓国の首都ソウルで14日、LGBTQ+(性的少数者)の権利拡充を求めるプライド集会が開催された。
地元メディアによると、市内では同性愛・同性婚に反対する集会も開かれたという。
韓国の保守派な宗教団体はリベラル派が推進する差別禁止法の制定に向けた努力に抵抗を続けている。
韓国は同性婚はもちろん、シビルパートナーシップも認めていない。
ソウル市当局は主催者による会場使用許可申請を何度も拒否した後、最終的に承認した。
主催者の黄彩裕(Hwang Chae-yoo)氏は声明で、「第26回ソウル・クィア・カルチャー・フェスティバルのスローガンは”私たちは決して諦めない”だ」と述べた。
また黄氏は「前政権下では、同性愛やLGBTQ+に対する憎悪が非常に強まる傾向がみられた。そのため、私たちは最後まで諦めない意志を示し、人権の向上に努める決意を表明した」と説明した。
先週就任したイ・ジェミョン(Lee Jae-myung)大統領はLGBTQ+に対する立場を明確にしていないが、LGBTQ+コミュニティは状況が改善するという見方を示している。