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▽カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、近年テロが多発。その多くにTTPが関与している。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州のアフガン国境(Getty Images)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、9人を殺害した。陸軍が15日、明らかにした。

それによると、部隊は同州モフマンドとデライスマイルカーンで武装勢力の隠れ家を摘発。銃撃戦となり、陸軍兵士2人とテロリスト9人が死亡したという。

AP通信は治安筋の話しとして、「部隊はTTP(パキスタンのタリバン運動)の隠れ家2つを破壊し、その残党を追跡している」と報じた。

TTPは声明を出していない。

カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、近年テロが多発。その多くにTTPが関与している。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。

TTPはカイバル・パクトゥンクワ州の北ワジリスタンと南ワジリスタンで治安部隊への攻撃を強化。2月15日の銃撃戦では陸軍兵士4人とテロリスト15人が死亡した。

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