◎期間中の営業利益は10兆4000億ウォン(1兆1460億円)。前年同期は6700億ウォン(738億円)であった。
韓国のサムスン電子が7月31日、第2四半期(4~6月)決算を公表し、AI(人工知能)技術の拡大に伴うメモリーチップの需要が急増したおかげで、営業利益が前年同期の15倍に急増したと報告した。
それによると、期間中の営業利益は10兆4000億ウォン(1兆1460億円)。前年同期は6700億ウォン(738億円)であった。
同社は31日付けのプレスリリースで、「売上高は約23%増の74兆ウォン(8兆1220億円)となり、良好な市場環境が平均販売価格の上昇を牽引、有機発光ダイオード(OLED)パネルの堅調な売上も業績拡大に貢献した」と述べた。
また同社は「従来のDRAMやサーバー用SSD(ソリッドステートドライブ)だけでなく、HBM(高帯域幅メモリー)の需要に牽引され、メモリー市場は全体として回復を続けている」とした。
さらに、「この需要増加はクラウドサービスプロバイダーによる継続的なAI投資と、企業によるオンプレミスサーバーへのAI需要の高まりの結果である」と述べた。
同社は「今年下半期にはさらに多くのクラウドサービスプロバイダーや企業がAI投資を拡大すると期待されるため、AIサーバーが市場でより大きな割合を占めるようになる見込みだ」と指摘した。