◎ロシアと中国はこの数カ月で軍事関係を拡大し、欧米に対抗する姿勢を鮮明にしている。
ロシア国防省は19日、中国海軍との合同演習に向け、艦艇を東シナ海に派遣すると発表した。
同省によると、太平洋艦隊のミサイル巡洋艦、駆逐艦、コルベット2隻が21日から行われる合同演習に参加する予定だという。
中国海軍は潜水艦1隻と艦艇数隻を投入する。両国の戦闘機も参加する予定だ。
ロシアと中国はこの数カ月で軍事関係を拡大し、欧米に対抗する姿勢を鮮明にしている。
11月には両国の空軍が日本海で合同パトロールを行った。この訓練の一環として、ロシアの爆撃機は初めて中国の基地に着陸し、中国の爆撃機もこれに応え、ロシアの空軍基地に飛来した。
中国は9月、ロシアの演習に参加するため、軍用車両300台以上、戦闘機21機、軍艦3隻と要員2000人以上を派遣した。
中国人民解放軍がロシア領内の演習に参加したのは公式にはこれが初めてであり、中露の関係が強化されたことを世界に示した。
ウクライナ侵攻以来、中露の防衛協力はより強固になっているように見える。中国はウクライナ侵攻の和平を求める一方、ロシアを刺激したのは米国とNATOであり、対ロシア制裁を懲罰的と非難している。
一方、ロシアは台湾をめぐる問題について、中国の主張を強く支持している。