▽、事件は同州クエッタ郊外の道路で発生。地雷もしくはIED(即席爆発装置)とみられる爆発物が爆発した。
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パキスタン南西部バルチスタン州で炭鉱労働者を乗せた車両が地雷とみられる爆発物に接触し、少なくとも9人が死亡した。警察が14日、明らかにした。
それによると、事件は同州クエッタ郊外の道路で発生。地雷もしくはIED(即席爆発装置)とみられる爆発物が爆発したという。
警察は声明で、「車に乗っていた炭鉱労働者9人の死亡を確認した」と明らかにした。
内務省と州政府はこの攻撃を非難し、軍と警察に爆発物を仕掛けた容疑者を突き止めるよう求めた。
犯行声明を出した組織は確認されていないが、反政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」に疑惑の目が向けられている。
バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。
バルチスタン州では今月初め、治安部隊とBLAによる銃撃戦が発生し、陸軍兵士18人とBLAの戦闘員12人が死亡した。