パキスタン北西部で爆弾テロ、警察官5人死亡、11人負傷
現場は州都ペシャワル近郊。道路脇に設置されたIED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発した。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で政府高官を乗せた車両が爆弾攻撃に巻き込まれ、少なくとも5人の警察官が死亡、11人が負傷した。警察が2日、明らかにした。
それによると、現場は州都ペシャワル近郊。道路脇に設置されたIED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発したという。
犠牲者の中には州政府の幹部が含まれていた。
警察によると、歩行者を含む11人が病院に搬送され、そのうち数人が意識不明の重体だという。
犯行声明を出した組織は確認されていないが、同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)に疑惑の目が向けられている。
アフガニスタンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州では近年テロが多発。その多くにTTPが関与している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。
カイバル・パクトゥンクワ州の北ワジリスタン地区で先月末に発生した自爆テロでは陸軍兵士14人が死亡、民間人を含む少なくとも25人が負傷した。