インドネシア首都で国会議員の「住宅手当」に抗議するデモ
議員の住宅手当は人口の大多数を占める低中所得者層の月収の約20倍に相当する。
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インドネシアの首都ジャカルタで25日、国会議員の住宅手当に抗議するデモが行われ、数千人のデモ参加者が機動隊と衝突した。
地元メディアによると、負傷者が出たという情報はない。
デモ隊は24年9月から下院議員580人が月額5000万ルピア(約45万円)の住宅手当を受け取っていたという最近の報告に怒りを募らせている。
地元メディアが最近行った世論調査によると、回答者の8割が議員の住宅手当を不要と回答したという。
インドネシアの議員の月収は6億~6.6億ルピアとされる。
機動隊は議会議事堂に近づこうとしたデモ参加者に催涙ガス弾を発射した。
デモ隊はこれに石や瓶を投げて反撃、ゴミ箱などに火を放った。
警察は議事堂につながる道路や、複数の高速道路も封鎖。この結果、市内各地で大渋滞が発生した。
デモ隊は給与に上乗せされる「過剰な手当」の廃止を要求している。
地元メディアによると、議員の住宅手当は人口の大多数を占める低中所得者層の月収の約20倍に相当する。