ネパールと中国を結ぶ橋流失、9人死亡、行方不明者の捜索続く
流出したのはネパールのラスワガディーと中国の吉隆国境口岸を結ぶ橋。8日早朝に崩落し、ネパール人13人と中国人6人が川に落ち、行方不明になった。
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ネパールと中国を結ぶ主要な橋が流され、これまでに9人が死亡、行方不明者の捜索が続いている。ネパール当局が9日、明らかにした。
流出したのはネパールのラスワガディーと中国の吉隆国境口岸を結ぶ橋。8日早朝に崩落し、ネパール人13人と中国人6人が川に落ち、行方不明になった。
中国も救助隊を派遣し、行方不明者を捜索している。
この橋は首都カトマンズの北方約120キロに位置する。
ネパール国家警察は声明で、「数十人の救助隊員が派遣され、さらに多くの隊員が現地に向かっている」と述べた。
捜索の結果、下流で9人の遺体が収容された。ラスワガディー当局によると、救助隊はこれまでにインド4人の中国人1人を含む55人を救助したという。
地元メディアはオリ(Khadga Prasad Oli)首相は8日夜に緊急会議を招集し、すべての治安部隊と政府機関に救助と復旧活動への協力を指示したと報じた。
この橋は8日早朝に崩落し、国境検査を受けていた複数の車両とトラックが流された。
中国側では数百台の電気自動車が国境検問所付近に待機している。
在ネパール・中国大使館によると、行方不明になった19人のうち、中国人1人とネパール人8人はネパール側で中国が支援する建設プロジェクトに従事していた作業員とのこと。
ネパールの雨季は6月から9月末頃まで続く。