インド・カシミール地方で鉄道開通式、モディ首相も出席
これはカシミールの渓谷と主要都市を結ぶもので、国営インド鉄道が建設。総延長は272キロメートルで、パキスタンの境界に近い町も通過する。
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インドの係争地カシミール地方で6日、モディ政権が推し進めてきた鉄道の開通式が行われた。
これはカシミールの渓谷と主要都市を結ぶもので、国営インド鉄道が建設。総延長は272キロメートルで、パキスタンの境界に近い町も通過する。
竣工式に出席したモディ(Narendra Modi)首相はこのプロジェクトを称賛。列車にも乗車した。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
両国は先月、停戦に合意するまでの4日間、激しい戦闘を繰り広げた。
この路線は北部ジャム・カシミール州の要塞都市ウダムプールを起点に、主要都市スリナガルを通過し、インドとパキスタンの境界がある高度に軍事化された町で終点となる。
この路線は36のトンネルと943の橋梁を通過。政府は総事業費を50億ドルと見積もっている。
最大の橋梁は全長1315メートルの鋼鉄とコンクリートで構築され、地上の河川から359メートルの高さに建設された。
インド鉄道はこの高さをパリのエッフェル塔(330メートル)と比較し、120年間耐用可能で、70メートルを超える暴風にも耐えられるように設計したと説明している。
モディ氏は厳重な警備の下、国旗を掲げてこの橋を視察し、工事関係者の労をねぎらった。