インドネシア採石場崩落事故、死者14人に、行方不明者の捜索続く

この事故は30日に発生。少なくとも30人の作業員が瓦礫に埋もれ、救助隊が12人を救出し、病院に搬送した。
2025年5月30日/インドネシア、西ジャワ州、崩落があった石切り場(AP通信)

インドネシア・西ジャワ州郊外の採石場で発生した崩落について、当局は5月31日、これまでに14人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

この事故は30日に発生。少なくとも30人の作業員が瓦礫に埋もれ、救助隊が12人を救出し、病院に搬送した。当局は前日の記者会見で、10人が死亡、6人が行方不明になっていると報告していた。

国家災害対策庁によると、30日夜に3人の遺体を収容。病院で治療を受けていた1人が亡くなったという。当局は「病院に搬送された12人のうち5人が重傷」と述べていた。

地元のテレビ局が報じた映像には陸軍、警察、民間の建設会社が重機で瓦礫を撤去し、行方不明者を探す様子が映っていた。

当局は31日の声明で、「依然として、6~8人が瓦礫の下敷きになっている可能性がある」と述べた。

崩落の原因は明らかになっていない。報道によると、警察が業務上過失致死傷の疑いで採石場の所有者ら6人から話しを聞いているという。

西ジャワ州政府は30日、州内にある他の採石場を閉鎖し、所有者に対し、安全点検を実施するよう命じた。

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