◎ヘビは女性の胴体に巻き付き、台所の床に押し付けた。
タイ・バンコク郊外の民家で19日午後、64歳の女性が体長4~5メートルのニシキヘビに襲われ、約2時間後に救助された。
警察によると、女性は数カ所噛まれたものの、命に別条はないという。
女性は地元紙の取材に対し、「自宅で夕食の準備をしていた時、太ももに鋭い痛みを感じ、下を見ると巨大なニシキヘビにつかまっていた」と語った。
ヘビは女性の胴体に巻き付き、台所の床に押し付けた。
女性は「ヘビの頭をつかんだが、離してくれず、ギリギリと締め付けられ、苦しくなった」と述べた。
ニシキヘビは毒を持たず、獲物を絞め殺して捕食する。
女性は大きな声で助けを求めたが、自宅内であったため、誰も気づかず、襲撃から約1時間半後、たまたま近くを通りかかった隣人が女性の悲鳴を聞き、警察に通報した。
ニシキヘビを捕獲した警察官はAP通信の取材に対し、「女性はドアにもたれかかり、疲れ果てていた」と語った。
警察官と動物管理局の職員がヘビに飛びかかり、バールで頭を殴打。駆除に成功した。
女性は地元紙に「人生の中で最も長い2時間だったが、生還できてよかった」と語った。