▽このデモはオユーンエルデネ首相の息子による贅沢な暮らしに関する報道が発端となっている。
モンゴルの首都ウランバートルで22日、連立政権に抗議するデモが行われた。
デモ隊は先週から連日、国会前でオユーンエルデネ（Luvsannamsrai Oyun-Erdene）首相に辞任を求める座り込みデモを行っている。
最大政党である与党・モンゴル人民党が第2党の民主党を連立政権から追い出すことを決めた翌日、政権与党3党の党首は連立を見直すための会合を開いた。
人民党は民主党の若手議員の一部がオユーンエルデネ氏の辞任要求を支持したことから、連立協定に違反してたと非難している。
民主党幹部はこの造反について、「党の意見を反映したものではない」と主張している。
23日の国会を前に、オユーンエルデネ氏の運命は不透明である。同氏は4年間首相の座にあり、過去に退陣を求められたことはない。
現在進行中の抗議デモはオユーンエルデネ氏の息子による贅沢な暮らしに関する報道が発端となっている。
20代の息子は高級リゾート施設を借り切って婚約者にプロポーズしたとされる。息子は定職に就いていないとみられる。
デモ参加者たちはこの報道に憤慨。SNSには「多くの政治家が公金を横領したり、賄賂を受け取って家族に贅沢な暮らしをさせている」などという投稿も寄せられた。
