タイ高層ビル倒壊、検察が23人起訴、3月のミャンマー地震で全壊
このビルは建設中で、ミャンマーを震源とする3月28日の大地震(M7.7)により完全に崩壊し、少なくとも92人が死亡した。
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タイの検察当局は7日、今年3月の大地震で倒壊した首都バンコクの高層ビル建設に関連し、23人を起訴したと明らかにした。
このビルは建設中で、ミャンマーを震源とする3月28日の大地震(M7.7)により完全に崩壊し、少なくとも92人が死亡した。
検察は工事を請け負ったイタリアンタイ・デベロップメント(ITD)の社長やそのパートナーである中国国有企業の幹部、設計者、エンジニア、その他企業の関係者らを起訴したとしている。
検察によると、起訴状に記載された罪状には設計、監督、または建設作業における専門的な過失、建設基準法違反、他者に危険を及ぼした罪(業務上過失致死傷)など、多岐にわたる。
起訴された23人のうち何人かは警察に自首し、不正行為を否定していた。
関係当局による捜査の結果、倒壊の背景に設計と構造上の欠陥があり、規制当局が承認された設計の一部が履行されていなかったことが判明した。
この地震では第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで5400人以上が死亡したとされる。