ポケモン30周年:ファンが語るシリーズの“意味”
日本で1996年2月27日に「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されて以来、同シリーズはゲームだけにとどまらず、アニメ、映画、トレーディングカード、スマートフォン向けゲームなどへと広がり、世界中で熱狂的な支持を集める巨大なメディアフランチャイズとなった。
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2026年2月27日、「ポケモンモンスター(Pocket Monsters)」シリーズが発売30周年を迎えた。日本で1996年2月27日に「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されて以来、同シリーズはゲームだけにとどまらず、アニメ、映画、トレーディングカード、スマートフォン向けゲームなどへと広がり、世界中で熱狂的な支持を集める巨大なメディアフランチャイズとなった。
ポケモンは単なる娯楽ではなく、多様な人々にとって人生の一部となっている。イギリスの大学ポケモン協会の代表を務めるアリアナ・スティダム(Ariana Stiedam)さんは、大学生活の中で「仲間づくりのきっかけになった」と語る。「ポケモンコミュニティは非常に情熱的で、初めは孤独だと思っていた自分を救ってくれた」と述べ、ポケモンを通じて生涯の友情を築いたことを振り返った。
トレーディングカードゲーム(TCG)大会の参加者ドリューさんは、ポケモンが自分の人格形成にも影響を与えたと話す。「ポケモンを始めていなかったら、今の自分はなかっただろう」と語り、ゲーム体験が自己成長につながったとする。人気ストリーマーのジョシュさんは「これまで25年以上ポケモンを遊んできた」と語り、「ポケモンがあるから今の仕事がある」と続け、シリーズの存在が生活の柱になっていると明かした。
若い世代にとってもポケモンは特別な存在だ。TCGのファイナリストは、「やることがとても多く、さまざまなコミュニティの人々がイベントを通してつながる」と述べ、ゲームやカードを通じて異なる背景を持つ人々が交流する機会を生むと述べている。カードコレクターのモニークさんは、ポケモンの魅力を「感覚的なもの」「ノスタルジア」と表現し、シリーズが創り出す“感じる体験”こそがファンを引きつけ続ける理由だと説明した。
ポケモンが世界的に支持される一因として、シリーズの幅広い楽しみ方と進化が挙げられる。1996年の初期作品から、アニメ「ポケットモンスター」の世界的大ヒット、トレーディングカード、そして2016年に登場した位置情報ゲーム『ポケモンGO」まで、各メディアが異なる体験を提供しつつ一貫した世界観を保ち続けてきた。特にポケモンGOは現実世界での協働プレイや交流を促し、ゲームが日常の風景と融合する新たな体験を生んだ。
また、ポケモンの人気は単なる懐かしさ以上の影響を持つ。ファンたちはシリーズが“つながり”を生む力を何度も強調した。子供時代の思い出や友人との共有体験、オンラインコミュニティでの交流、さらには職業や創作活動にまで広がる影響――こうした多様な関わりが長年にわたってファンの心をつかんで離さない。30周年を迎えた今も、新旧のファンがそれぞれの物語を持ちながら、ポケモンが人生に豊かな意味を与え続けている。
