◎容疑者はオーストラリア出身の50代男性と、オーストラリア国籍を取得したフィリピン生まれのパートナー、その親族のフィリピン人を殺害、金品を奪ったとして、強盗殺人罪に問われている。
フィリピン・首都マニラ南方のカビテ州タガイタイのホテルでオーストラリア人2人とフィリピン人1人が殺害された事件について、捜査当局は17日、容疑者が自首したと明らかにした。
事件はタガイタイのレイク・ホテルの一室で11日に発生。従業員が手足を縛られた状態で死亡している3人を発見、警察に通報した。
タガイタイ警察の署長はAP通信の取材に対し、「防犯カメラに映った男を特定し、捜査していたところ、容疑者が16日に自首したため、緊急逮捕した」と語った。
それによると、容疑者はタガイタイ出身の男。カビテ州ではなく、バタンガス州の警察署に出頭したという。
タガイタイ警察はその後、黒のパーカー、サングラス、マスクをした容疑者を公開。身元は明らかにしなかった。
タガイタイの市長は犠牲者とその遺族に哀悼の意を表し、「このような凶悪事件が発生したことにショックを受けている」と改めて表明した。
警察によると、容疑者以前、レイク・ホテルのプール清掃員として働いていたという。
容疑者はオーストラリア出身の50代男性と、オーストラリア国籍を取得したフィリピン生まれのパートナー、その親族のフィリピン人を殺害、金品を奪ったとして、強盗殺人罪に問われている。
女性とその親族は国内で埋葬され、豪出身の50代男性の遺体はシドニーの遺族が引き取った。