◎容疑者はオーストラリア出身の50代男性と、オーストラリア国籍を取得したフィリピン生まれのパートナー、その親族のフィリピン人を殺害、金品を奪ったとして、強盗殺人罪に問われている。
2024年7月16日/フィリピン、カビテ州タガイタイの警察署、豪人2人とフィリピン人1人と殺害したとされる男(AP通信)

フィリピン・首都マニラ南方のカビテ州タガイタイのホテルでオーストラリア人2人とフィリピン人1人が殺害された事件について、捜査当局は17日、容疑者が自首したと明らかにした。

事件はタガイタイのレイク・ホテルの一室で11日に発生。従業員が手足を縛られた状態で死亡している3人を発見、警察に通報した。

タガイタイ警察の署長はAP通信の取材に対し、「防犯カメラに映った男を特定し、捜査していたところ、容疑者が16日に自首したため、緊急逮捕した」と語った。

それによると、容疑者はタガイタイ出身の男。カビテ州ではなく、バタンガス州の警察署に出頭したという。

タガイタイ警察はその後、黒のパーカー、サングラス、マスクをした容疑者を公開。身元は明らかにしなかった。

タガイタイの市長は犠牲者とその遺族に哀悼の意を表し、「このような凶悪事件が発生したことにショックを受けている」と改めて表明した。

警察によると、容疑者以前、レイク・ホテルのプール清掃員として働いていたという。

容疑者はオーストラリア出身の50代男性と、オーストラリア国籍を取得したフィリピン生まれのパートナー、その親族のフィリピン人を殺害、金品を奪ったとして、強盗殺人罪に問われている。

女性とその親族は国内で埋葬され、豪出身の50代男性の遺体はシドニーの遺族が引き取った。

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