パキスタン東部で旅客列車脱線、27人負傷
パキスタンの鉄道システムは近代化が進んでおらず、線路や信号の整備不良による重大事故が相次いでいる。
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パキスタン東部ラホール近郊で旅客列車の一部が脱線し、子供や女性を含む少なくとも27人が負傷した。地元当局が1日、明らかにした。
それによると、脱線したのは首都イスラマバード発の旅客列車。ラホールへ向かう途中、3両が線路から外れたという。
地元テレビ局は当局者の話しとして、「レスキュー隊が現場に向かい、子供や女性を含む27人を病院に搬送した」と報じた。全員命に別条はないとのこと。
脱線の原因は明らかに明らかになっておらず、警察が関係者から話しを聞いている。
パキスタンの鉄道システムは近代化が進んでおらず、線路や信号の整備不良による重大事故が相次いでいる。
南部シンド州で23年に発生した脱線事故では30人が死亡、90人以上が負傷した。
シンド州で21年に発生した列車同士の衝突事故では少なくとも65人が死亡。満員の旅客列車に貨物列車が突っ込んだ1990年の事故では210人が死亡している。