乗合バスが崖下に転落、15人死亡、16人負傷 スリランカ
事故は首都コロンボの東方約280キロに位置するウェラワヤで4日夜に発生。バスは約300メートル転落・大破した。
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インド洋の島国スリランカの山岳地帯で乗合バスがガードレールを突き破って崖下に転落し、15人が死亡、16人が負傷した。警察が5日、明らかにした。
それによると、事故は首都コロンボの東方約280キロに位置するウェラワヤで4日夜に発生。バスは約300メートル転落・大破した。
地元警察は声明で、「運転手を含む15人が死亡、5人の子供を含む16人が負傷し病院に搬送された」と明らかにした。
また警察は「初期調査の結果、バスは何らかの理由で制御を失い、別の車と衝突した後、ガードレールを突き破って斜面を転がり落ち、バラバラになった」と述べた。
地元テレビ局が報じた映像には崖下に散らばるバスの映像と、兵士、警察官、地元住民が負傷者を搬送する様子が映っていた。
スリランカでは交通事故が深刻な社会問題となっている。
主な原因は速度超過、信号無視、無謀運転、そして交通ルールの軽視である。
特にバスや三輪タクシー(トゥクトゥク)の事故が多く、歩行者やバイク利用者も被害を受けやすい。
都市部だけでなく地方でも事故は頻発しており、道路整備の遅れや車両の整備不良も事故の一因となっている。
政府は交通安全の啓発や取り締まりを強化しているが、根本的な改善には至っていない。