◎ダワ・シェルパさんは1988年の初登頂以来、ほぼ毎年エベレストに登っている。
ネパール人登山ガイド(シェルパ)が14日、ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(標高8848m)への26回目の登頂に成功し、同僚が持つ世界記録に並んだ。
地元メディアによると、登山ガイドのダワ・シェルパ(Pasang Dawa Sherpa)さんは13日朝、ハンガリーの登山家と共にエベレストの山頂に到達したという。
ダワ・シェルパさんは登山家のために固定ロープなどを設置するチームの一員として登頂した。
報道によると、ダワ・シェルパさんは1988年の初登頂以来、ほぼ毎年エベレストに登っているという。
エベレスト登頂の世界記録は昨年26回目の登頂に成功したベテランガイド、カミ・リタ・シェルパ(Kami Rita Sherpa)さんが保持している。
リタさんは今月末に外国人登山家と山頂を目指す予定だ。
エベレストに挑戦する登山家は通常、4月にベースキャンプ入りし、数週間かけて身体を高地に順応させる。そして5月の第1週か第2週に山頂を目指すのが通例だ。
今年の登山シーズンは登山家3人が先月、氷河のクレバス(割れ目)に転落し、行方不明になったことで少し遅れている。救助隊は3人を発見できなかった。
ネパール当局によると、今年はエベレストへの登山許可を約470件発行したため、多くの登山家が今後数週間のうちに山頂を目指す予定だという。
今年はニュージーランドの登山家、故エドモンド・ヒラリー(Edmund Hillary)卿が1953年に世界で初めてエベレスト登頂に成功してから70周年にあたる。