◎ダワ・シェルパさんは1988年の初登頂以来、ほぼ毎年エベレストに登っている。
2019年5月27日/ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(Niranjan Shrestha/AP通信)

ネパール人登山ガイド(シェルパ)が14日、ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(標高8848m)への26回目の登頂に成功し、同僚が持つ世界記録に並んだ。

地元メディアによると、登山ガイドのダワ・シェルパ(Pasang Dawa Sherpa)さんは13日朝、ハンガリーの登山家と共にエベレストの山頂に到達したという。

ダワ・シェルパさんは登山家のために固定ロープなどを設置するチームの一員として登頂した。

報道によると、ダワ・シェルパさんは1988年の初登頂以来、ほぼ毎年エベレストに登っているという。

エベレスト登頂の世界記録は昨年26回目の登頂に成功したベテランガイド、カミ・リタ・シェルパ(Kami Rita Sherpa)さんが保持している。

リタさんは今月末に外国人登山家と山頂を目指す予定だ。

エベレストに挑戦する登山家は通常、4月にベースキャンプ入りし、数週間かけて身体を高地に順応させる。そして5月の第1週か第2週に山頂を目指すのが通例だ。

今年の登山シーズンは登山家3人が先月、氷河のクレバス(割れ目)に転落し、行方不明になったことで少し遅れている。救助隊は3人を発見できなかった。

ネパール当局によると、今年はエベレストへの登山許可を約470件発行したため、多くの登山家が今後数週間のうちに山頂を目指す予定だという。

今年はニュージーランドの登山家、故エドモンド・ヒラリー(Edmund Hillary)卿が1953年に世界で初めてエベレスト登頂に成功してから70周年にあたる。

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