自爆テロ計画した大学講師逮捕、過激派を支援か パキスタン
容疑者は先週の独立記念日(8.14)の式典を標的とする自爆テロ攻撃を計画したとされる。
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パキスタンの治安当局が南西部バルチスタン州で自爆テロを計画したとされる大学講師を逮捕した。当局が18日、明らかにした。
それによると、容疑者は先週の独立記念日(8.14)の式典を標的とする自爆テロ攻撃を計画したとされる。
バルチスタン州首相の首席補佐官は声明で、「この大学講師はバルチスタン解放軍(BLA)とつながりのある過激派を支援し、自爆テロを計画していた」と明らかにした。
また補佐官は容疑者が過激派を支援したことを認めたと述べたが、いつ逮捕したかは明らかにしなかった。
当局によると、容疑者の取り調べは現在も続いているという。
米国務省は先週、BLAとその関連組織を「外国テロ組織」に指定した。同組織は国内でもテロ組織に指定されている。
バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。
BLAは同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)に匹敵する規模に成長し、安全保障を脅かす大きな脅威となっている。