◎銃撃戦の末、武装勢力の戦闘員5人が死亡、2人が負傷した。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州、陸軍の兵士(Getty Images)

パキスタンの治安部隊が北西部カイバル・パクトゥンクワ州の武装勢力拠点を急襲し、5人を殺害した。軍が4日、明らかにした。

それによると、現場の同州ラッキ・マルワット郡郊外。銃撃戦の末、武装勢力の戦闘員5人が死亡、2人が負傷したという。

軍は武装勢力の詳細を明らかにしていない。

カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、近年テロが多発。その多くに同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)が関与している。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。

治安部隊は先月中旬、カイバル・パクトゥンクワ州でTTPとつながりのあるイスラム原理主義組織の隠れ家を摘発し、10人を殺害。銃器や爆弾を押収したと明らかにしていた。

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