◎事件は北西部カイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタンで発生。陸軍は武装勢力の待ち伏せ攻撃に応戦し、銃撃戦に発展した。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州(Getty Images)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で武装勢力が陸軍の車列に待ち伏せ攻撃を仕掛け、兵士6人と武装勢力の戦闘員4人が死亡した。地元当局が22日、明らかにした。

それによると、事件は同州の南ワジリスタンで発生。陸軍は武装勢力の待ち伏せ攻撃に応戦し、銃撃戦に発展したという。

陸軍は声明で、「攻撃に関与したテロリストを追跡している」と明らかにした。

AP通信によると、TTP(パキスタンのタリバン運動)が犯行声明を出したという。事実か否かは不明であり、陸軍はTTPに言及していない。

TTPとアフガニスタンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、昨年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。

アフガンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州と南西部バルチスタン州ではこのようなテロ攻撃が多発している。

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