▽現場は同州の北ワジリスタン郊外。治安部隊と武装勢力による激しい銃撃戦の末、イスラム過激派とみられる17人が死亡した。
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パキスタンの治安部隊が北西部カイバル・パクトゥンクワ州で武装勢力の拠点を急襲し、17人を殺害した。陸軍が28日、明らかにした。
それによると、現場は同州の北ワジリスタン郊外。治安部隊と武装勢力による激しい銃撃戦の末、イスラム過激派とみられる17人が死亡した。
陸軍は声明で、「過去3日間の掃討作戦で複数のテロ拠点を解体し、殺害したテロリストの総数は71人に達した」と述べた。
また陸軍は「外国勢力の支援を受けるテロリストの拠点を一掃し、武器や爆弾を押収した」と明らかにした。
陸軍は殺害した17人の身元と組織に言及していないが、同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)が関連している可能性がある。
TTPとアフガニスタンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。
カイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタンでは28日、州政府の出張所近くでIED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発し、少なくとも7人が死亡、16人が負傷した。犯行声明を出した組織は確認されていない。