治安部隊が武装勢力の隠れ家急襲、9人死亡 パキスタン北西部

治安部隊がTTPの隠れ家を摘発し、銃器や爆発物などを押収したとしている。
2011年1月26日/パキスタンとアフガニスタンの国境付近、パキスタンのタリバン運動の戦闘員(Getty Images/AFP通信)

パキスタンの治安部隊が北西部カイバル・パクトゥンクワ州の武装勢力拠点を急襲し、銃撃戦の末、陸軍兵士4人と同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)の戦闘員5人が死亡した。当局が29日、明らかにした。

それによると、現場は同州の北ワジリスタン地区。治安部隊がTTPの隠れ家を摘発し、銃器や爆発物などを押収したとしている。

それ以上の詳細は明らかになっておらず、TTPもコメントを出していない。

TTPとアフガニスタンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。

パキスタンとインドの係争地カシミール地方でも治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、警察官2人とTTPの戦闘員4人が死亡した。パキスタン警察が29日、明らかにした。

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