◎パキスタンのタリバン運動(TTP)とアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。
パキスタンの警察当局が隣国アフガニスタンに拠点を置く「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の拠点を急襲、激しい銃撃戦になり、警察官1人とTPP戦闘員2人が死亡した。警察が27日、明らかにした。
それによると、事件はアフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州の郊外で発生。警察官2人が負傷し、病院に搬送された。
警察は声明で、「死亡したTTP戦闘員2人は過去に20回以上治安部隊への攻撃に関与し、逮捕につながる情報に報奨金がかけられていた」と明らかにした。
TTPはこの事件に関する声明を出していない。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPはかつてパキスタン南西部バルチスタン州に拠点を置き、現在はアフガンの山岳地帯に潜伏している。
TTPは2022年11月に政府との停戦協定を一方的に破棄し、攻撃を再開した。