◎警察は声明で、「陸軍のヘリ部隊の後方支援を受け、テロリストの隠れ家を摘発した」と述べた。
パキスタンの治安部隊がアフガニスタンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州の武装勢力拠点を急襲し、8人を殺害した。警察が30日、明らかにした。
それによると、現場は同州北ワジリスタン郊外の集落。地元の武装勢力司令官を含む8人を殺害したという。
それ以上の詳細は明らかになっていない。治安部隊に死傷者が出たかどうかも不明である。
州警察は声明で、「陸軍のヘリ部隊の後方支援を受け、テロリストの隠れ家を摘発した」と述べた。
当局は同国最大の武装勢力TTP（パキスタンのタリバン運動）に対し、しばしばこのような作戦を実施している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。
政府はTTPだけでなく、南西部バルチスタン州に拠点を置く反乱軍を含む他の反政府勢力も厳しく取り締まっている。
