治安部隊が武装勢力の隠れ家急襲、17人殺害 パキスタン北西部
州警察は同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の拠点を解体し、テロリスト17人を殺害したと発表。それ以上の詳細は明らかにしなかった。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、17人を殺害した。地元警察が26日、明らかにした。
それによると、治安部隊は同州カラク地区にある過激派の拠点を摘発。銃撃戦になり、警察官3人が負傷したという。
州警察は同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の拠点を解体し、テロリスト17人を殺害したと発表。それ以上の詳細は明らかにしなかった。
治安部隊は2日前にも同州デライスマイルカーンのTTP拠点を摘発し、13人を殺害したと報告していた。
アフガニスタンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州と南西部バルチスタン州では近年テロが多発。その多くにTTPと反政府勢力バルチスタン解放軍(BLA)が関与している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。
パキスタン当局は現在、この2州と周辺地域で大規模な対テロ作戦を実施中である。