▽治安部隊は同州ペシャワル近郊の2地区で13日に作戦を決行。武装勢力の2つの隠れ家を摘発した。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、8人を殺害した。当局が14日、明らかにした。
それによると、治安部隊は同州ペシャワル近郊の2地区で13日に作戦を決行。武装勢力の2つの隠れ家を摘発したという。
陸軍は声明で、死亡した8人をTTP(パキスタンのタリバン運動)のテロリストと呼んだが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
AP通信は目撃者の話しとして、「治安部隊の兵士数十人が遺体を搬送していた」と伝えている。
カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、近年テロが多発。その多くに同国最大のイスラム過激派TTPが関与している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。