パキスタン治安部隊、中国人襲撃事件に関与した過激派3人殺害
中国はパキスタンで働く自国民のセキュリティ向上をたびたび要求してきた。
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パキスタンの治安部隊が最大都市カラチにある武装勢力の拠点を摘発し、3人の容疑者を殺害した。当局が28日、明らかにした。
それによると、この3人の中には昨年11月にカラチで発生した中国人労働者の襲撃事件の首謀者が含まれているとのこと。
この事件はカラチの繊維工場で発生。警備員とみられる男が中国人2人に発砲し、負傷させた。
カラチ警察は28日の声明で、「この人物(首謀者とされる男)はイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)のメンバーである」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
中国はパキスタンで働く自国民のセキュリティ向上をたびたび要求してきた。24年10月にはカラチ空港の外で中国人2人が自爆テロにより死亡している。
パキスタンで働く中国人労働者はTTPや南西部バルチスタン州の反政府勢力バルチスタン解放軍(BLA)を含む過激派の標的になってきた。
シャリフ政権は中国人をはじめとする外国人労働者の安全対策を強化すると約束している。