治安部隊が武装勢力の隠れ家急襲、13人殺害 パキスタン
治安部隊は同州デライスマイルカーンにあるイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の拠点を急襲。銃撃戦の末、戦闘員13人を殺害した。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、13人を殺害した。軍当局が24日、明らかにした。
それによると、治安部隊は同州デライスマイルカーンにあるイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の拠点を急襲。銃撃戦の末、戦闘員13人を殺害したという。
軍当局は声明で、「この隠れ家にいたテロリストたちは2023年に警察の検問所で発生した自爆テロに関与した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
この自爆テロでは治安要員23人が死亡した。
軍当局によると、治安部隊は隠れ家から複数の武器と弾薬を押収。「インドから支援を受けていた証拠がある」と主張した。
パキスタン当局はこの数カ月、カイバル・パクトゥンクワ州と南西部バルチスタン州の過激派がインドの支援を受けていると主張してきた。インド側はこれを主張している。
アフガニスタンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州とバルチスタン州では近年テロが多発。その多くにTTPと反政府勢力バルチスタン解放軍(BLA)が関与している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。