SHARE:

治安部隊が武装勢力の隠れ家急襲、テロリスト7人殺害 パキスタン

この7人は同州クエッタの中心部で9月30日に発生した自動車爆弾テロに関与したという。
バルチスタン解放軍の戦闘員(Getty Images/BLA-TV)

パキスタン南西部バルチスタン州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、テロリスト7人を殺害した。軍が3日、明らかにした。

それによると、この7人は同州クエッタの中心部で9月30日に発生した自動車爆弾テロに関与したという。

このテロ攻撃では少なくとも10人が死亡、30人が負傷。車が爆発する前に、車内にいた6人の武装勢力が車外に出て兵士らと激しい銃撃戦を交わした。この6人は全員射殺された。

軍当局によると、部隊は武装勢力の隠れ家を制圧し、現場から武器、弾薬、爆発物を押収したという。

死亡した7人は反政府勢力バルチスタン解放軍(BLA)の戦闘員とみられる。

軍は声明で、7人はインドの支援を受けていたと主張したが、証拠は示さなかった。

パキスタン当局は長年、インドがBLAやパキスタン最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)を支援していると非難してきたが、インドはこれを否定している。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。

クエッタ郊外のスタジアムで先月初めに発生した自爆テロでは13人が死亡、30人が重軽傷を負った。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします