◎事故はヒマラヤ山脈に近いカシミール郊外の林道で9日に発生。子供4人、女性4人、男性3人の死亡が確認された。
パキスタン・カシミール地方でワゴン車が林道から川に転落し、9人の子供を含む16人が死亡、4人が負傷した。地元警察が10日、明らかにした。
それによると、事故はヒマラヤ山脈に近いカシミール郊外の林道で9日に発生。子供4人、女性4人、男性3人の死亡が確認された。
事故原因は明らかになっておらず、運転手の安否も不明。
報道によると、救助隊は11日午前の時点で6人の遺体を収容したという。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「林道を外れる直前にワゴン車から飛び降りた4人が軽傷を負い、病院に搬送された」と伝えている。
パキスタンの農村部では交通インフラの不備や無謀運転による事故が多発している。
南西部バルチスタン州では先月、スピード超過のバスが岩だらけの渓谷に転落し、28人が死亡、20人が負傷した。
東部パンジャブ州でも先月、大型トラックとバンが正面衝突し、一家13人が死亡。先月初めに北部ギルギット・バルチスタン地域で発生したバス事故では少なくとも20人が死亡、30人が重軽傷を負っている。