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▽中銀は24年9月に合意された国際通貨基金(IMF)からの70億ドルの融資の下での改革を進めながら、経済成長を復活させるため、利下げを進めてきた。
パキスタン、最大都市カラチの商店街(Getty Images)

パキスタン国立銀行(SBP、中銀)は10日、緩和サイクルを停止し、主要政策金利を12%に据え置いた。

SBPは24年9月に合意された国際通貨基金(IMF)からの70億ドルの融資の下での改革を進めながら、経済成長を復活させるため、利下げを進めてきた。

SBPの金融政策委員会は先月のインフレ率が予想以上に低下したにもかかわらず、リスクは残っていると指摘した。

SBPは声明で、この低下にもかかわらず、委員会はインフレ率の現在の低下傾向に対して、これらの価格に内在するボラティリティがもたらすリスクを評価した。

またSBPは「グローバルな面では、関税の引き上げが続く中、不確実性が著しく高まっており、世界経済の成長、貿易、商品価格に影響を与える可能性がある」とした。

パキスタンの2月の消費者物価指数(CPI)は10年ぶりの低水準となる1.5%まで低下。政府予測を下回った。ピークは23年5月に記録した約40%。

SBPは声明の中で、インフレ率はさらに低下、その後徐々に上昇し、SBPの目標値である5~7%の範囲内で安定するという見通しを示した。

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