◎ミサイルの射程は400キロ。最新のナビゲーションシステム、独自の起動補正システム、機動性を備えており、試験は成功したという。
パキスタン軍は15日、隣国インドからの攻撃を抑止することを目的とした、独自開発の新型短距離ミサイルの発射試験を行ったと発表した。
それによると、ミサイルの射程は400キロ。最新のナビゲーションシステム、独自の起動補正システム、機動性を備えており、試験は成功したという。
それ以上の詳細は明らかにしていない。
シャリフ(Shehbaz Sharif)首相はミサイル開発に携わった関係者を称賛した。
パキスタン軍はインドの攻撃に対処できることを示すため、しばしばミサイルやその他兵器を試射。現在は極超音速ミサイルの開発に力を入れている。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
インド政府はパキスタンがカシミールの分離独立を目指す反政府勢力を支援していると非難。パキスタンはこの主張を否定している。
両国は1947年の独立時、65年、71年の計3回、この境界線を巡って衝突(印パ戦争)している。