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▽批評家たちは政府が言論の自由を抑圧しようとしていると主張している。
パキスタン、首都イスラマバードのカフェ(ロイター通信)

パキスタンの国民議会(下院、定数336)は23日、偽情報を流したSNSユーザーを実刑に処すなど、政府がソーシャルメディアを徹底的に管理する法案を賛成多数で可決した。

収監中のカーン(Imran Khan)元首相と野党議員はこの法案を激しく非難。抗議デモで対抗したが、法案はすぐ可決された。

批評家たちは政府が言論の自由を抑圧しようとしていると主張している。

国会に提出された「電子犯罪防止法案」では裁判官、軍隊、議会、地方議会を批判する内容など、ソーシャルメディアから「違法かつ攻撃的」とみなされる内容の即時ブロックを命じる権限を持つ機関を設立する。

そのような内容を投稿した個人や組織はソーシャルメディアからブロックされる可能性がある。

ソーシャルメディア・プラットフォームはこの機関への報告を義務付けられる。従わない場合は一時的または永久的なアクセス禁止処分を受ける可能性がある。

また同法案は偽情報の拡散を犯罪行為とし、3年以下の懲役と最高200万ルピーの罰金を科すとしている。

ジャーナリストや労働組合は23日、この法案を非難した。

各国政府はソーシャルメディアの偽情報、特に「組織的な偽情報の拡散」に悩まされている。

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