◎事件はアフガン国境近くの道路で発生。軍用トラックに乗っていた陸軍兵士8人が負傷した。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の州都ペシャワルで治安部隊のトラックを狙った自爆テロが発生し、少なくとも8人が負傷した。地元当局が18日、明らかにした。
それによると、事件はアフガン国境近くの道路で発生。軍用トラックに乗っていた陸軍兵士8人が負傷したという。
警察は負傷した8人の容体を明らかにしていない。
犯行声明は出ていないが、多くの専門家がこの地域で攻勢を強めるTTP(パキスタンのタリバン運動)に疑いの目を向けている。
ペシャワルにはかつて、TTPの拠点があった。
AP通信は警察関係者の話しとして、「負傷者は近くの病院に搬送され、民間の車両も被害を受けた」と伝えている。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、昨年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切って以来、軍・警察への攻撃を強化している。