▽陸軍は殺害した戦闘員の身元と所属を明らかにしなかった。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、激しい銃撃戦の末、武装勢力の戦闘員6人が死亡した。陸軍が21日、明らかにした。
それによると、現場は同州カラク地区の郊外にある武装勢力の隠れ家。陸軍は同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)を含む武装勢力を一掃すべく、大規模な軍事作戦を展開している。
陸軍は殺害した戦闘員の身元と所属を明らかにしなかった。TTPは声明を出していない。
陸軍は声明で、「諜報機関の情報に基づき、テロリストの隠れ家を摘発、6人を無力化し、銃器や爆発物を押収した」と述べた。
地元テレビ局は目撃者の話しとして、「夜明け前に町の外れにある建物で大きな爆発音がした後、10分ほど銃声が鳴り響いた」と伝えている。
カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、近年テロが多発。その多くにTTPが関与している。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。