◎事故はシンド州郊外の小さな集落内で発生。この家族は近くの空き地で不発弾を見つけ、持ち帰ったとみられる。
パキスタン南部シンド州の民家でロケットランチャーの砲弾とみられる不発弾が爆発し、子供を含む少なくとも8人が死亡、2人が負傷した。地元当局が27日、明らかにした。
それによると、事故はシンド州郊外の小さな集落内で発生。この家族は近くの空き地で不発弾を見つけ、持ち帰ったとみられる。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「子供が不発弾を見つけ、解体して売るために自宅に持ち帰った」と伝えている。
パキスタンでこのような事故は珍しくない。報道によると、不発弾を解体して売れば、1~2日分の食費を得られるという。
シンド州にはイスラム過激派や強盗を生業とする武装ギャングの隠れ家が複数あるとされる。治安部隊は数年前にこの地域の取り締まりを強化し、過激派を隣国アフガニスタンに追いやった。